名古屋生コンクリート協同組合

決意を新たに明日への歩み

工場紹介:矢田川建設(株)矢田川生コン



矢田川建設(株)矢田川生コン 紹介

社是・社訓
  1. お客様の意向を大切にし、自信をもって、提供する。
  2. 品質の安定と技術の向上を図り、企業を繁栄させる。
  3. 社業を通じて社会に貢献する。
  4. 社内の調和と自己啓発に努め、共存共栄の精神が、未来の生活保障の基礎となる。
住所 〒463-0034
名古屋市守山区四軒家1-311

TEL : 052-771-2389
ミキサ 強制二軸型 1,000L×1基 60m3/h
車両台数 8t×3台、7t×2台、4t×9台
取り扱い 普通コンクリート( JIS認証 GB0406039 )
問い合わせメールアドレス 試験:yadagawa@tg.commufa.jp 出荷:yata_shuka@wh.commufa.jp
ホームページ https://www.yadagawa-k.co.jp


名古屋環状線道路の引山ICから東に1.5kmの距離に矢田川建設(株)矢田川生コンはあります。かつて、先々代が手がけていた事業は矢田川の砂利採掘でした。矢田川は、地域の暮らしや産業を支える大切な河川であり、その豊かな資源は多くの人々の生活基盤となっていました。先々代はこの矢田川の恩恵を受け、地元のインフラや産業発展を支える重要な役割を果たしていました。時代が進む中で、地域のニーズや産業構造が変化し、単なる砂利採掘だけでなく、より幅広い土木事業への転換を考えた先代は、矢田川の恵みを受け継ぐ心を胸に、「矢田川建設」という名前を掲げ、地域社会にさらなる貢献したそうです。

 

 



現在のプラントは三代目。最初のプラントを建設した当初、周辺は雑地が広がる環境でした。しかし、時代とともに地域は発展し、現在では第二種住宅地域に指定されています。周辺には幼稚園や老人ホームが点在しており、操業にあたっては騒音や粉塵、交通への配慮など、地域の皆様への影響を最小限に抑えるよう細心の注意を払っています。
また、出荷に関しても万全の体制を整えているそう。生コン車を切らすことなく、スムーズかつ迅速に出荷することで、お客様をお待たせすることがないよう配慮しているとのこと。これにより、施工現場でのコールドジョイントなどの不具合を未然に防ぎ、高品質な施工を支えているそうです。
さらに、矢田川建設(株)はリサイクル工場も併設しており、環境への取り組みを積極的に行っています。

 



矢田川建設(株)矢田川生コン 沿革
1961年 土木事業開始
1991年 JIS取得
2003年 高性能AE減水剤対応
2006年 新JIS認証取得


 

 

今回お話を伺ったのは、丸山さん(写真右)と寺島さん(写真左)です。
丸山さんはもともと他社の土木業界で働いていましたが、矢田川建設(株)の運転手に誘われ入社しました。現在で7年目を迎えるそうです。現場では「精いっぱいの笑顔と安全装備を忘れない」ことを心がけているとのこと。この日は残念ながらマスク姿だったため、その笑顔を目元でしか見ることができませんでしたが、終始話しやすい雰囲気で、取材に丁寧に応じてくださいました。

一方、寺島さんは入社20年目のベテラン社員です。入社のきっかけについて、「父親が電気工事士で、この会社と取引していた際、人手が足りていないと声をかけられたこと」と語ってくださいました。実は、父親と一緒に仕事をすることには少し抵抗があったそうですが、前社長に直接頼まれたことが決め手となったそうです。
お話の端々には真面目な性格が感じられ、プラントの保守点検修理については、「一通り点検しないと怖いので」と、他の社員より早く出社して作業を始めるそうです。何か不具合があれば、必ず全体に影響が及ぶため、それを見逃さず、事態が起きる前に発見・修理を行い、プラントを止めないよう努めています。

お二人とも、会社の一番の魅力として「会社の雰囲気が良いところ」を挙げてくださいました。大変なこともありますが、その良い雰囲気が仕事を続ける上での支えになっているとのことです。

最後に、生コンの製造は「試験・出荷・運輸・製造」の4つの部署が緊密に連携しなければ成り立ちません。この業界も現在、人手不足が深刻化していますが、寺島さんは「外から見るより汚れる仕事ではない」と力強く語り、業界や会社のさらなる発展のために、若い力を求めています。「人材確保が急務なので、ぜひ若い方に力を貸してほしい」とのメッセージをいただきました。

 

 



052-211-2031