名古屋生コンクリート協同組合

決意を新たに明日への歩み

工場紹介:(株)坂井工業所

(株)坂井工業所 紹介

経営理念 「信頼と和」
全員参加の活動で、設備の故障0(ゼロ) 製品の不良0(ゼロ) 各種災害を0(ゼロ)
を目指すことで品質の向上と会社的に効率化を図り、その活動を通じて全員の意識改善を行う。
住所 〒494-0017
一宮市祐久字南野黒20

TEL : 0586-68-1502
ミキサ 傾胴二軸ミキサー 1.5m3
車両台数 8t×4台、6t×2台、4t×7台
取り扱い ( JIS認証 GB0407144 )
問い合わせメールアドレス sakai-kogyo3@if-n.ne.jp
ホームページ https://sakai-kogyo.jp


岐阜県と愛知県の県境を流れる木曽川。その中流域に、名神高速道路と東海道新幹線から約1km下流で建設が進められているのが「新濃尾大橋」です(2025年度完成予定)。(株)坂井工業所は、橋から東に約1kmの場所に位置しています。周辺には、東海道新幹線や名神高速道路が通り、比較的交通の利便性が良く、工業地域も住宅地も広がっている自然豊かで穏やかな雰囲気のエリアです。新濃尾大橋が完成すると、さらに交通の利便性が向上することが期待されています。
(株)坂井工業所では、生コンクリートの小型車両を用いて柔軟に対応しており、お客様の臨時のご要望にも迅速に対応できるよう、フットワークを軽くしています。 エクステリア部門もあることから、コンクリートミキサー車以外に15.6台の重機を保有しており、引き続きニーズに応えられる体制を整えております。お客様から「何でも屋さん」と呼ばれることもありますと、笑顔でそのエピソードをお話してくださいました。更に、自社で資材を使用するため、建材をお客様に安価で提供できるのも強みです。

お話を聞かせていただいた坂井俊夫代表取締役社長


(株)坂井工業所 沿革
1970年 (資)坂井工業所設立
建材販売・コンクリート製品の製造
基礎工事を主に会社設立
1974年 生コンクリート製造販売
1989年 コンクリート圧送事業を始める
1990年 (株)坂井工業所となる
2001年 JISA5308の認定取得
2006年 一般建設業の許可取得
エクステリアガーデニング事業を始める
2007年 新JIS認証取得
2014年 宅地建設取引業 許可取得


現在、社員は45名。長男が生コン部門で、次男がエクステリア部門を担当。同じことをやらせて喧嘩しないようにすみ分けていると冗談を言いながら、「切磋琢磨してくれたらいいよね。」と本音も垣間見える。銀行においてもらっているというチラシは、エクステリアの紹介にコンクリートミキサー車のぬりえ付き。

また年に一度行われている「三協アルミワンダーエクステリアデザインコンテスト」には例年参加。これは、三協アルミのエクステリア商品を使用した施工事例やプランニング図面を募集するコンテストで全国のエクステリア商品を施工販売する方を対象としたものです。コンテストは、植栽や建物との調和、独自性・創造性などを基準に、各賞が決定されます。結果発表は毎年11月。2024年のコンテストもファザード部門で優秀賞を獲得しました。

2023年:ファザード部門優秀賞  2022年:リノベーション&リフォーム部門奨励賞  2021年:ファザード部門優秀賞

三協アルミワンダーエクステリアデザインコンテスト



 

入社23年の従業員の小川さん。社長からは「息子の指導者」と紹介を受けました。今はエクステリア部門の営業をしています。入社のきっかけは、今の社長から声がかかったこと。
工業高校の土木課を卒業後、外構の仕事を希望していましたが、当時「外構屋」というものはなく、様々な職業を経験してきました。キャンプ場スキー場、訪問販売の営業、農業、日本料理、土建業など、多彩な経験が今では武器となっているそうです。例えば、お客様が「庭に家庭菜園を作りたい」と希望すれば、その知識を相談して具体的な提案ができるため、信頼されることが多いとのこと。
自由にデザインや設計を任され、提案したものが実現していく過程が面白いと感じるそうです。現在、社長の息子は一宮でトップクラスの実力者となり、これまでその成長を見守るのも楽しみの一つでした。しかし、もう成長しきってしまったので自分が教えることは・・・と嬉しそうに嘆いておられました。 外構の仕事では、デザイン、価格、人間性が重要で、特にデザインはお客様のご希望に沿っていないものは売りません。自分のデザインが採用され、他社に勝ったときの達成感は大きいです。外構は絵で言ったら額縁。家と土地、外構が揃って初めて家全体が完成すると思います。バランスや考え方などを考えた美術的な要素も求められますので腕が必要になります。


 

社会的にも業界的にも今は若い従業員を確保するのが難しい。しかし、(株)坂井工業所では、過去社長がPTAに参加したこともありその知り合いから不登校だった子を何人か預かったこともあったそう。「若い子は夢があるからいいよ。この会社に巡り合ったからと言って一生やらなくてもいいし、社会のルールを覚えて自分のやりたいこともために出て行ってくれたらいいよ。ずっと居てくれたらそれはそれで嬉しいけど、一生引き留める権限はないから。」と社長は言う。

それ以外にも、この地域では、
「真清田神社(ますみだじんじゃ)」主祭神は天火明命(あめのほあかりのみこと)で、地元の守護神として古くから信仰されている神社。
「大神神社(おおみわじんじゃ / こうのみやさん)」奈良県の三輪山を信仰する大神神社の分霊を祀る神社で、古くから五穀豊穣や家内安全を祈願する神社。
など大きな神社があります。古くから深い信仰を集めているその背景には、地域で農業が盛んだったことが挙げられます。社長も2015年に会長を務め、毎年の活動に参加しており、地域貢献に全力を尽くす姿が非常に印象的でした。

 


(株)坂井工業所の皆さん、取材ご協力ありがとうございました!

052-211-2031