
(株)大嶽名古屋 名西生コンクリート工場 紹介
指針 | ◆安定納入:状況に応じた適切な配車 ・現場と密に連絡を取り、適切な間隔・タイミングで配車 ジャストインタイムで生コンクリートを提供 ・現場状況により変化する生コンクリートへの要望にも柔軟に対応 生コンクリートの切り替えのタイミングにも配慮 ◆品質管理:ニーズに合わせた生コンクリートの納入 ・少しの気温や湿度により変わってしまう生コンクリートの品質を徹底管理 1日に数回の品質試験を実施(スランプ試験・空気量測定・圧縮試験など) ・硬度、強度、流動性など、現場のニーズに合わせた生コンクリートを納入 |
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住所 | 〒490-1211 愛知県あま市篠田鳥羽見35 TEL : 052-442-0370 |
ミキサ | 強制二軸型 3250L×1基 180m3/h |
車両台数 | 大型車20台、小型車3台 |
取り扱い | 普通・舗装・軽量コンクリート ( JIS認証 GB0407033 ) 高強度コンクリート大臣認定 工場単独認定(MCON-3605) 高強度コンクリート大臣認定 施工者共同認定(MCON-3348) 高強度コンクリート大臣認定 施工者共同認定(MCON-4284) 普通ポルトランドセメント(N) Fc39~60(N/mm2) 高炉セメントB種 Fc39~60(N/mm2) 中庸熱ポルトランドセメント(M) Fc39~80(N/mm2) 低熱ポルトランドセメント(L)Fc39~80(N/mm2) |
ホームページ | https://www.otake-nagoya.co.jp |
(株)大嶽名古屋の名西生コンクリート工場は、名古屋市の西にあるあま市の中心に位置しています。主要な幹線道路や高速道路(名古屋第二環状自動車道や東名阪自動車道など)へのアクセスが良く、名古屋市内や愛知県内その他エリアへの移動がしやすい立地。この周辺には工場や倉庫などの物流が点在し産業活動が盛んな反面、住宅街やアリーナも多く見られ、工業と居住エリアがよくバランスが取れています。比較的落ち着いた雰囲気で、田畑やそのための水路も多く残されており、静かで自然も感じられる地域となっています。
こちらの工場では、周辺環境を考え操業時間に制限を設けるなどして、近隣とうまく共存しています。
(上の写真)隣には公園が (下の写真)近隣への配慮を考えた大きな壁
これまで手掛けた工事の中で特に印象に残っているのは、名古屋市にある歴史的な劇場「御園座」の施工だそうです。このプロジェクトでは、高強度コンクリートにポリプロピレン繊維を混入する手法が採用されました。これにより、劇場の安全性と耐火性能を大幅に向上させ、建物全体がより頑強で長期的な使用に耐えうるものになりました。御園座は地域の文化遺産として地元の人々に親しまれている場所であるため、地域社会の心を支える存在としての劇場を次世代に引き継ぐための一助となれたのではないでしょうか。
また、工場では、製品の品質を確認するために作られたテストピースを、近隣の住民や小学校などの教育機関に提供しています。地元の方々が興味を持ち、製品に親しんでもらえるよう、さまざまな場面で活用されているテストピースは地域に溶け込みつつあると思います。その噂が広がった結果、思いがけず遠方からもわざわざ取りに来られる方もいらっしゃるそうで、テストピースを通じて工場と地域のつながりが深まっているのではないでしょうか。
(株)大嶽名古屋 名西生コンクリート工場 沿革
1897年 | 建築材料・雑貨販売業を開始 |
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1917年 | 三河セメント(株)・大分セメント(株)の特約販売店となる |
1927年 | 名古屋に営業所開設 |
1937年 | 磐城セメント(株)の特約販売店となる |
1938年 | 小野田セメント(株)の販売店となる |
1947年 | 徳山曹達(株)のセメント販売店となる |
1951年 | 名古屋支店事務所を新築 |
1955年 | 株式会社大嶽 設立(資本金100万円) |
1958年 | スレート部門を新設 |
1959年 | 生コンクリート部門を新設 |
1963年 | 小牧生コンクリート工場を新設 磐城セメント(株)が住友セメント(株)に商号変更となり、同時に住友セメント特約販売店となる |
1970年 | 名西生コンクリート工場新設 |
1971年 | 小牧スレート工場建設(波・平スレートの製造開始) |
1982年 | 鶴舞北ビル完成 |
1983年 | 名古屋支店新社屋完成 |
1988年 | 第五大嶽ビル完成 |
1999年 | 名西生コンクリート工場[グラウト材]専用プラント建設 |
2013年 | 名西生コンクリート工場の倉庫屋根に太陽光発電設備を設置(35.4kWh) |
お話を伺ったのは工業高校を卒業してから入社したという藤井さん。(株)大嶽名古屋には、同じ高校出身の先輩もいるそうで、同じように後輩が入ってくるかもしれないですね、と笑顔で話してくださいました。
この工場では50代の方が多い中、自分のような20代半ばの世代が少ないものの、アットホームな雰囲気があり、チームワークが強く、働きやすい環境だそうです。特に試験の仕事はとてもおもしろく、新しい現場で難しい配合に挑む際には、試験練り工場で配合を確認する。この試行錯誤の過程が楽しく、原因を突き止めるためにさまざまな角度から分析していく工程にやりがいを感じているそうです。試験練りを通じて課題解決の楽しさを実感できるのが魅力だとか。
藤井さんは極度の暑がりなことから夏の作業は特に大変だそうですが、その一方で冬でも12月になっても夏服で作業ができるのがいいところ?
今後については、資格取得に挑戦し会社にさらに貢献できる存在になるべく頑張っていきたいと思います。
(株)大嶽名古屋の皆さん、取材ご協力ありがとうございました!