名古屋生コンクリート協同組合

決意を新たに明日への歩み

工場紹介:宇部生コンクリート(株)名古屋



宇部生コンクリート(株)名古屋 紹介

指針 経営理念「品質・技術・真心で地域社会に貢献します」
    「社会資本建設の資材供給に、自信と誇りをもって邁進します」
社訓 「会社の資本は人(従業員)である」
  「(会社)は自然(社会)に活かされている」
  「地域・社会への貢献は、人(会社)の義務である」
住所 〒454-0055
名古屋市中川区十番町7丁目1番地の1

TEL : 052-651-1181  FAX : 052-652-5796
ミキサ 3250L×1基、3300L×1基
車両台数 10t×24台
取り扱い 普通・舗装・軽量コンクリート ( JIS認証 GB0407008 )
高強度コンクリート
ホームページ https://ubenama.jp/


2019年に新社屋・新プラントが完成した宇部生コンクリート名古屋工場。2本の傾斜ベルトが工場内に大きく交差しています。
場所は、中川区の東にあり名古屋駅にも近く、最近では、工場から南1kmにららぽーと名古屋みなとアクルス店がOPENしている商業地区でもあります。



宇部生コンクリート株式会社 沿革
1953年 宇部生コンクリート工業株式会社として会社設立。名古屋第一工場操業開始
1961年 岡崎工場設立
1963年 名古屋第二工場設立
1964年 恵那工場設立
1965年 大有道路建設株式会社と合併
1969年 名古屋南工場設立
1970年 猿投工場設立
1973年 名古屋第一工場軽量コンクリートJIS取得
1980年 大有建設株式会社に社名変更
1988年 工業標準化実施優良工場として名古屋第一工場
名古屋通商産業局長表彰受賞
1996年 名古屋南工場SB(製造能力アップ)
1999年 宇部生コンクリート工業株式会社に社名変更
大有建設株式会社からのJISの継承を受け、名古屋工場、名古屋南工場、岡崎工場、恵那工場の4工場で、創業当初の社名で営業開始
2005年 販売会社である宇部生コンクリート株式会社と合併し、製販一体社となる
2007年 岡崎工場SB(生産能力アップ)
2011年 名古屋工場 ミキサ3.25㎥に更新
2014年 恵那工場SB(製造能力アップ)
2019年 名古屋工場新事務所完成
名古屋工場新プラント完成 2基体制となる


今回お話をしてくれたのは技術課長の近藤さん。
新プラントになってどうですか?の質問に「歴史のある工場ですが、その中で新プラントを建てたということは上の人が先を見据えてくれていると感じました。容量もあがり、貯蔵ビンも増えていますので、今後仕事が増えても対応していけるプラントが出来たのではないでしょうか。」と答えてくださいました。

名古屋工場として今まで一番大変だった仕事は、石灰石微粉末を使用した高流動コンクリートのJR関連工事とのことで、品質管理や石灰石微粉末の在庫管理に苦労したと近藤さんは聞いているそうです。
自分が関わった仕事で大変だったのは、スチールファイバーの仕事。工場で練りあがった生コンに設備を用意して、ベルトコンベアでスチールファイバーをバラバラにしながらエアーで均一に入れるようにしました。1㎥あたり100kg投入の仕事でしたので結構な重労働でした。
また、100Nの高強度コンクリートの出荷実績もあるので、今後出てくるといいと思います。と話してくださいました。


1本の道を挟んで住宅街のある工場。新プラントを建てた時に周りの住民の方の声を聞いて、毎月一度隣接している道路を従業員総出で掃除しています。年に2回は距離を伸ばし近くの温泉施設までの1km弱の距離を石だけではなく、タバコの吸い殻や缶なども拾っているそうです。


1番の若手は入って4年目の試験業務に携わっている小塚さん。勤続3年でコンクリート技士の受験資格を得たのでこれから勉強ですとのこと。(その後の結果は見事合格!とのことでした!) 次に勤続1年になる長野さんにお話を伺いました。長野さんは転職組、正社員で働ける事務職を探していたところ、この会社に巡り会えたとのことです。小学生のお子さんがいらっしゃるので融通がききやすいこの職場は働きやすく、ずっと働きたいです。と笑顔で話して下さいました。


前出の近藤さんから、「品質管理をやっていい物を作って安く提供するというのは言うのは簡単だけど、簡単ではなくて。品質管理をすごく頑張って苦労していいものを作ったと思ってもお客様が必ずしも満足してくれるとは限らない。従業員一人一人がどこか一人がサボると次の仕事・今後の仕事の円滑性を欠くことになってしまう。」と、よいお話を聞いたと思っていると、「って社内規格に書いてあってその通りだと思いました。」とその場の爆笑をさらっていきました。

「自分が中間職になり大事だなと思っていることは、会社上部層だけで仕事を動かしても全体で知識を共有していかないと先を見たときに会社が廻らないと思うので、新人が入ってきたら教育して僕を通じて部下に行くように、情報を共有してやっていくということを大切にしています。
日常業務でも自分がした方が仕事は早く終わるだろうけど、それをあえて部下にやらせてみてちょっと失敗したとしてもフォローするくらいの寛大の気持ちを持つことが会社としての成長にも繋がると思います。自分が入社した時は、部下が全然いない、中間職もいない状態でしたが、最近は徐々にですが人も増えてきました。でもまだ、余裕もなければ人も少ないですしね・・・「だったら自分で」となるのも分かるのですが・・・でも教えるのは終わった後でも良いですもんね?だから教育は大事ですよ、やっぱり。」

大臣認定を取得してから認定品は10万㎥出荷しているというこちらの工場。
今後も工場の施設的なことだけでなく、働く人達のスキルアップも期待できるお話を聞くことができました。



052-211-2031